芥川賞受賞作「共喰い」・「道化師の蝶」を読む
今夜も約10kmをジョギング。1時間22分。
今日は日曜日でしたが、日中は仕事をしていました。
ただ、そんなに忙しいわけではなかったので、仕事の合間に今年上半期の芥川賞(第146回)受賞作を2つとも読んでしまいました。(^_^;)
「文芸春秋」3月号には受賞作以外にも、選評や作者へのインタビューも載っていますので、それらも合わせて読みました。
●田中慎弥「共喰い」
受賞のときのインタビューがユニークで話題になった作者の作品です。
文章のテンポが良く、一気に読んでしまいました。
主人公は地方の17才の少年で、彼の父親はセックスの時、女を殴りつけるという性癖があり、自分もそうなっていく姿が描かれていきます。
物語の最後には父親は主人公の母親に殺されるのですが、性と暴力を題材にしながらも、その母親を含めて物語に出てくる女たちのしたたかな姿が印象に残りました。
●円城塔「道化師の蝶」
先の「共喰い」は映像がイメージできるのに、この作品はまったく視覚化できそうもない、不思議な小説でした。
「わたし」が何人も(3人?)出てくるのですが、どの「わたし」なのか読み進まないとわからない状態でした。
ただ、普通だったら読み進めていくうちにわけがわからなくなったら、もうその小説を読むことをやめてしまいますが、わからないなりに最後まで読みたくなりました。
「共喰い」は少年と父親が同じ女(2人)とセックスをするという筋書きなので「共喰い」という皮肉的なタイトルなのかなあ、と思いますが、「道化師の蝶」のほうはタイトルの意味が私には全くわかりませんでした。
だれが「道化師」なのか? どうして「道化師」なのか?
私の読解力の不足のせいかもしれません。
| 固定リンク | トラックバック (0)



