映画

2009.09.15

映画「キャデラック・レコード〜音楽でアメリカを変えた人々の物語」

キャデラック・レコードの宣伝チラシ

 9月13日(日)、大阪・梅田の「梅田ガーデンシネマ」へ、映画「キャデラック・レコード〜音楽でアメリカを変えた人々の物語」を見に行きました。
大阪では、ここでしか上映していません。

 前にも書いたことがありますが、私が見る映画といえば音楽関係のものだけです。
この映画は、シカゴのチェス・レコードを舞台としたドキュメンタリー風のフィクションで、時代は1950年代。
ブルース、R&Bの名門レーベル、チェス・レコードが舞台ですから見逃すわけにはいきません。

 チェス・レコードにまつわるいろんなエピソードが出てきて、もちろんバックの音はチェスの音ですから、心地よく映画を見ることができました。
チェス・レコードのオーナー、レナード・チェスをはじめ、マディ・ウォーターズハウリン・ウルフチャック・ベリーエタ・ジェイムズリトル・ウォルターという実在(した)のミュージシャンをそれぞれ配役が演じるのですが、それらも個々の特徴をつかんでいるようで、ほほ笑ましく思えました。

 先にドキュメンタリー風のフィクションと書きましたが、映画の中ではずいぶん、実際の歴史と異なる場面が出てきて、自分の記憶違いだったかな? と思ったりもしました。

 例えば、チェス・レコードはレナード・チェスだけではなく、フィル・チェスとの2人兄弟で運営されていたレーベルなのにフィルが全く登場してこなかったり、エタ・ジェイムズの "I'd Rather Go Blind" が本当は南部(マスル・ショールズ)録音なのに映画ではシカゴで録音されているようになっていたり(しかもその場にマディが立ち会っている!)、チャック・ベリーの投獄やこの映画のハイライトともいえるエタ・ジェイムズのドラッグ中毒で苦しむ時期が、ちょっと違うような気もしました。

 この映画で一番印象に残ったのが、エタ・ジェイムズ役のビヨンセ (Beyoncé) です。演技も歌もすばらしく、彼女の歌をちゃんと聞いてみたいと思いました。
なんといっても上記の"I'd Rather Go Blind"を歌う場面が感動的でしたし、オバマ大統領就任祝賀パーティーで大統領夫妻がダンスを踊った曲"At Last" もあらためていい曲だと思いました。


そして、帰りにこの映画のサントラCD (アメリカ盤)をタワー・レコードで買いました。

キャデラック・レコードのサントラCD

 ビヨンセの "Once In A LIfetime" (ビヨンセ作)という曲が気に入ったので、サントラを買ったのです。
映画が終り、スクリーンにクレジットが映し出されているときにこの曲が流れていました。
この映画用のオリジナル曲のようで、スローで美しいバラードです。
こういう曲を聞くと、ソウル・バラードというのはいいものだとつくづく思います。 この1曲のためだけにこのサントラCDを買ったようなものです。

 もともと、この映画に出てくる曲のオリジナルは私はほとんど持っているので、サントラCDでカバー曲を聞くと、違った味を感じることができ、このサントラCDも結構気に入っています。
日本盤では2枚組のデラックス・エディションというのも出ているようです。

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2008.12.16

映画「ザ・ローリング・ストーンズ 〜 シャイン・ア・ライト」


Shine A Light

私が今年見た唯一の映画です。
上映時間は122分。
ローリング・ストーンズ の2006年11月のニューヨークのビーコン・シアターでのコンサートを撮った映画です。

やはり、ローリング・ストーンズはいいなあ、と改めて思いました。しかも、普通のコンサートのライブ映像と違って、映画館での上映作ということで、ライブの場やメンバーの人間味なところなどもスクリーンに表現されていて、見て良かったと思える映画でした。
私が行った12月14日は、「シネマズデイ」ということで入場料が1000円でした。これも、ラッキーでした。

ストーンズの劇場映画は、ゴダールの「ワン・プラス・ワン」 (One Plus One)、「ハイド・パーク・コンサート」(The Stones In The Park)、「ギミー・シェルター」(Gimme Shelter)、「レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー」(Let's Spend The Night Together) が過去にありましたが、すべて私は映画館で見ました。
今までの映画が 「ワン・プラス・ワン」を除くと、巨大な野外会場やスタジアムだったのに対して、今回の会場は定員2800人という(ストーンズにしては)小さなホールでのライブで、年輪を重ねた彼らをとらえるのにぴったりの会場のような気がしました。ただし、迫力は、音響も含めて今作が最高だと思いました。

「ギミー・シェルター」のような緊張感はありませんが、適度にルーズな感じが枯れた味わいを出しているようで、気分良く映像・サウンドを楽しむことができました。

この映画のサントラ盤CDは2枚組で出ていますが、私は今年の夏に買いました。
サントラ盤で、バディ・ガイ(Buddy Guy)の迫力に圧倒されましたが、やはり映像で見るとその迫力は本物だと思いましたし、ゲストのクリスティーナ・アギレラ(Christina Aguilera)もなかなかセクシーで、いいなあと思ったりもしました。
監督のマーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)が何度か出てきますが、それがユーモアというスパイスを利かせているような気がしました。

ミック・ジャガーやキース・リチャーズの顔や首筋のしわもくっきりと映されていますし、ミックの口の中や鼻の穴の中まで見れそうなくらいのアップ画面が何度も何度も出てきます。
それで、否が応でも彼らが年を食ったことを認識させられますが、それでもロックする姿はかっこいい、と思います。
決して、彼らはお腹が出ていたり、メタボな体形ではないのも立派だと思いました。

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2008.06.22

映画『アイム・ノット・ゼア』(6/22)

日曜日の今日は、朝6時から、うちの団地の一斉清掃でした。
あいにくの雨でしたが、30分ばかり清掃を行いました。

晴れていれば、その後、1時間ほどジョギングでもしてから、和歌山市民スポーツ広場へ、全国社会人サッカー選手権和歌山大会の決勝戦を観戦に行くつもりでしたが、雨でズブ濡れになったので、代わりにユーバスへ朝風呂に行ってきました。(^_^;)

アルテリーヴォ和歌山は、この決勝戦で紀北蹴球団を破って、優勝したそうです。
よかった、よかった。
私は、先週の準決勝は、見に行ったんですが。

アイム・ノット・ゼア

そして、午後からジストシネマ和歌山へ映画を見に行きました。
アイム・ノット・ゼア I'm Not There というタイトルで、ボブ・ディランの半生を映画化したもの、というので見に行ったのです。
日曜日の午後ですが、観客は私を含めて、15人もいませんでした。

ボブ・ディランを6人の役者が演じるという映画なのですが、時系列を無視して、いろんな時期のディランが登場するので、わけがわからない映画でした。
ボブ・ディランのCDのほとんどを持っている私は、ディランの半生についても、それなりの知識を持っていますし、映画で描かれる個々のエピソードについても「わかる」のですが、映画全体を振り返ると、やはり「わけがわからない」としか言い様がありません。

さっぱり意味がわからない映画だったのです。
ディランの偉大さを描いたものでもないし、ディランの曲の素晴らしさが表現されているわけでもないし、ディランのミュージシャンとしての苦悩を描いたものでもないし、とにかく私には意味不明な映画でした。
2時間半ほどの時間と入場料が無駄だったと思っています。

(参考)

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2007.12.25

映画「once (ワンス) ダブリンの街角で」

  • 映画「once (ワンス) ダブリンの街角で」
  • 2007年12月23日(日) 
  • 大阪・梅田ガーデンシネマ

once ダブリンの街角で

私は和歌山県に住んでいますが、この映画は和歌山では上映されないようなので、大阪・梅田まで観に行きました。
もう2007年も終わろうとしているのに、私にとっては今年初めての映画館行きでした。
大阪では、この梅田ガーデンシネマだけの上映ですし、神戸も1か所、京都は1月から1か所での上映です。

この映画のタイトルからおわかりのように、アイルランドの首都・ダブリンでの、ささいなラブストーリーです。
男と女。結局、映画が終わるまで、彼、彼女の名前は出てきません。
最後の字幕でも、guy(男)girl(女)として主役の二人を演じた出演者の名前が出てくるだけです。
男は、おんぼろのギターをかかえたストリート・ミュージシャン。女は、チェコからの移民でピアノを弾くことができます。girlとクレジットされているけど、子どもはいるし、旦那はチェコに住んでいることがあとでわかります。

そんな二人のラブストーリーですが、「不倫」というわけでもないし、またキスをしたり、抱きあったりする場面が全くないのですが、そこになにか温かいものを感じたりしました。 結末は、ハッピーエンドではないけれど、でも悲劇でもありません。二人がケンカをしたりすることもありません。 音楽がストーリーをいろいろと語る、一種のミュージカルのような映画と言えるかもしれません。

なんともやさしい小品というふうに感じました。

私の評価 : ★★★☆☆

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2006.10.15

映画「幸福(しあわせ)のスイッチ」


前売券
   前売券1300円

音楽映画以外は、ここ数年見たことがない私ですが、沢田研二が出演しているということで、「幸福(しあわせ)のスイッチ」を見てきました。

テンポよく話が進むので、1時間55分間、眠たくなることはありませんでした。

田舎の電器店を営む父(沢田研二)が骨折で入院したので、東京で仕事をやめてしまった直後の次女(上野樹里)が店を手伝うという物語。
父に反発して東京へ行ったのに、思うようにいかない次女を中心に3姉妹と父(母はもう亡くなっている)との家族愛・家族の絆を描いたドラマで、ありきたりなストーリーなのですが、涙もろい私はウルウルしました。(^_^;)

さて、沢田研二ですが、骨折で入院中ですので、病院の個室のベッドで寝ながらも携帯電話で仕事をしている場面がほとんど。表面だけ見ると、いかにも次女が反発しそうなワーカホリックなタイプです。

圧巻は、雷の後の雨の夜に、病院を抜け出し、左手に添え木(シーネ)を付けたまま次女といっしょに修理に回る場面です。
ここはテンポもよく、魅かれた場面でした。

娘のことを思う父親をよく演じていたと思います。

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2006.06.25

映画 "トム・ダウド/いとしのレイラをミックスした男"


昨日から大阪でも公開された「トム・ダウド/いとしのレイラをミックスした男」をさっそく見てきました。
一日1回午前10時半からのモーニングショーしか上映されないので、早起きして出かけました。

映画は、アメリカの名エンジニア/プロデューサーであるトム・ダウドの仕事を追ったドキュメンタリーですので、音楽に関心の無い人にとっては退屈な映画でしょう。

でも私のように1950年代以降のBlack MusicやRock好きにとっては、それらの音楽が産み出される背景を解き明かしてくれる映画なので、たまらなく興奮してしまいました。

パンフレット
 映画のパンフレット。500円。

映画は、いきなり「いとしのレイラ」の後半のジム・ゴードンのピアノ・パートからスタートし、それだけで、この後どう展開していくのか期待を抱かせるものでした。
見どころは、やはり最後の「いとしのレイラ」をコンソールでプレイバックしながら、当時の隠された音を解き明かしてくれるところでしょう。

それと、トム・ダウドが音楽業界に首を突っ込む前には研究者としてマンハッタン計画ビキニ環礁での核実験にもかかわっていた、というのはこの映画がなかったら語られることがなかった過去のような気がします。


映画を見てトム・ダウドは、ジーコ監督のような人だったんだなという印象を強く受けました。

ジーコ監督が、自分のサッカースタイルを押し付けるのではなく、選手に自由を与え創造性を求めたように、トム・ダウドもミュージシャンの創造性にまかせたプロデュースの方法で素晴しい音楽を作っていったことがこの映画から感じ取れました。

ジーコ・ジャパンは残念ながらワールドカップでは決勝トーナメントには進めませんでしたが、それでも面白いサッカーを我々に見せてくれました。
同じようにトム・ダウドも名声という点からいえば、そんなに大きくは得なかったかもしれませんが、それでも音楽の世界を豊かなものにしてくれました。

映画のパンフレットには、資金不足で撮影が途中でいったん中止となったことなどが書かれています。それで、完成までに結構時間がかかったようです。
それでも、なんとかトム・ダウドの功績がまとめられたことを本当にうれしく思います。

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2006.06.15

これから観たいと思っている映画

これから私が観たいと思っている映画のリストです。


いずれも、音楽映画です。音楽映画以外の映画を見たいとは思わないタチなので。

「トム・ダウド/いとしのレイラをミックスした男」は、私の住んでいる関西方面では6月24日から大阪・十三の第七藝術劇場というところで上映されることが決まっています。
残りの2本は、関西方面での上映予定はまだ決まっていないみたいです。

「トム・ダウド/いとしのレイラをミックスした男」は、ブロガー割引というのがあるようなので、私も申し込んでみようと思います。

若い頃、レコードを買うときに、プロデュースやエンジニアでトム・ダウドの名前があると、私は安心して買うことができました。
そんなトム・ダウドの伝記映画ですから、見逃すわけには行きません。

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2006.04.29

映画 "ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム"

  • ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム
    Bob Dylan "No Direction Home"
  • 2006年4月25日(火)
  • 大阪市 シネ・ヌーヴォ

チケット

ボブ・ディランのドキュメンタリー映画「ノー・ディレクション・ホーム」が、やっと大阪でも公開されたので、先日見てきました。
やはり評判通りに圧倒された、いい映画でした。

映画は、1部・2部に分かれていて、合計3時間半。途中、5分間の休憩がありました。

私はその日の午前中は、早起きをして仕事をしていたのですが、その疲れからか、1部の途中でちょっとだけ寝てしまいました。不覚。(^_^;)

映画は、1966年にバイク事故で「隠遁」するまでのディランを描いたもので、やはり、この時代のディランが最高だったんだ、とあらためて思い知らされます。

パンフレット
 映画のパンフレット。800円でした。

見どころは、いっぱいありましたが、かつての恋人スージー・ロトロやジョーン・バエズが、懐かしそうにディランを語る姿が微笑ましく思えました。

そして、圧巻はやはり"Like A Rolling Stone"。1965年6月のレコーディングのシーンと映画の最後のシーンである1966年5月17日のマンチェスターでのライブ。

今年の初めに映画"パッチギ"をDVDで見たのですが、その中で主人公が京都のラジオ曲で"イムジン河"を歌うシーンがありました。
映画の中で一番盛り上がるシーンですが、ディランの"Like A Rolling Stone"のシーンで、その場面を思い出しました。

この時、ディランは25歳。若く、輝いていた時代だったことがよくわかります。


なお、この映画の日本盤DVDが6月23日に発売になるのですが、私はさっそく予約しました。
何度も見返して、ため息をつきたいと思います。

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2005.03.27

映画 ソウル・サヴァイヴァー

  • ソウル・サヴァイヴァー Only the Strong Survie
  • 大阪・梅田ガーデンシネマ


昨夜、映画 ソウル・サヴァイヴァーを見てきました。

あんまり評判にはなっていないのかな?と思うぐらいに、観客は少なかったようです。

一日1回、夜9時からの上映で終わりが10時45分。私のように和歌山の田舎から出かけると、最終電車には間に合わないので、天王寺のカプセルホテルで一泊してきました。

さて内容ですが、60年代のSoulアーティストたちが、20世紀の終わり近く(1990年代後半)になっても、「どっこい生きている」という気構えで、パフォーマンスを繰り広げる様を描いたドキュメンタリーです。

出演するアーティストは

  • Wilson Pickett
  • Sam Moore (Sam & Dave)
  • Rufus Thomas
  • Carla Thomas
  • The Chi-Lites
  • Jerry Butler
  • Mary Wilson (Supremes)
  • Ann Peebles
  • Isaac Hayes
で、そうそうたるメンバーです。

そういえば、Luther Ingramも誰だったかのバックメンバーとしてキーボードをひいている姿が映っていました。

私がこういう音楽映画を見に行くのは、擬似的にライブを体験できるからです。
2月にも ゴールデン・カップス ワンモアタイムを見ましたが、それも私には擬似ライブ体験でした。

前売券を買えば1400円で、大音量・大画面でライブが見れるとうのは、サッカーの試合のパブリック・ビューイングみたいなもので、映画作品としての完成度を問わず、十分に元のとれる体験だと私は思っています。

本当のライブだと、日程・時間が限られますが、映画の場合は上映期間や時間にある程度幅がありますので、こちらの都合で見に行けます。
そんな感じなので、私にとっては映画を見に行くというより、擬似ライブに行くという感覚なのです。

ただ、パブリック・ビューイングと違い、映画館では、面白い場面では笑うことはできても、スクリーンのパフォーマンスに合わせて歌ったり、踊ったり、曲が終わって拍手をすることができないのが、不満といえば不満です。(^^;)

個々のアーティストについては感想は略しますが、どれも合格点をつけられます。
気分は、日本のナツメロの歌番組を見ているようなものかなあ。知ってる曲ばっかりだったから。

なお、この映画で元気な姿を見せてくれていたRufus Thomasは、2001年に亡くなっています。

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2005.03.20

やっと届いた ザ・ブルース ムーヴィー・プロジェクト コンプリートDVD-BOX

ザ・ブルース ムーヴィー・プロジェクト コンプリートDVD-BOX ですが、3月18日にようやく届きました。

ホッとひと息。1枚ずつ、じっくり観ています。(^^;)

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