音楽 --- 沢田研二

2016.03.17

(2016-03-17) 沢田研二の新譜「un democratic love」

今年も3月11日にあたり、沢田研二(ジュリー)の4曲入りミニアルバムが発売になりました。

震災のあった翌年から、毎年この時期にミニアルバムが発表されていますから5枚目となります。
CDのタイトルは、「un democratic love」。税込み1900円。

沢田研二「un democratic love」

■1曲目 「un democratic love」

CDのタイトルともなった曲が1曲目。

歌は
「もしかしたら君は 本当の愛 知らない
怒らないで君は 勝手だから」
というフレーズで始まり、自分勝手な「君」に対して「愛」とはそんなものじゃないと歌われます。

「君の愛は束縛 君の愛は強権」という歌詞に続いて「君の愛は・・・」の後には、「軽率」、「簡単」、「冷酷」、「不遜」、「脆弱」、「違憲」、「狡猾」、「蹂躙」、「ダダっ子」、「危険」という言葉が続きます。
歌詞の中には「放射能みたいに 気味悪いよ」というフレーズも。

それで、この曲の「love」は男と女の愛情というのとは別のものだということがわかります。

私はこの「非民主的な愛」という歌で歌われている「君」とは、安倍首相のことだと思っています。歌詞の中に「違憲」という言葉も出てきていますし。
安倍首相のやっていることには、歌詞の中にあるように「心の深さに届かないんだ」「命の重さに気づかないんだ」「心の重さに届かないんだ」ということがそのまま当てはまると思います。

一見ラブソングのようで、実は政治を強烈に批判するというのはビートルズを始めとしてロックの世界ではよくあることで、ジュリーもそのフォーマットにならったものと思われます。

曲調としては、美しいバラードです。

■2曲目 「福幸よ」

「幸福」の反対が「福幸」。「ふくこう」→「ふっこう」→「復興」。

「福幸は遠すぎて 幸福を遠ざける」けれど
最後は
「福幸よ歩め 福幸よ歩け」
 幸福よ歩め 幸福よ歩け」
と力強く歌われます。

ジュリーらしいアップテンポなロック・ナンバー。

■3曲目 「犀か象」

「犀か象」→「さいかぞう」→「さいかどう」→「再稼働」。

動物の歌ではありません。原発再稼働を批判する内容のハード・ロックナンバー。

「大臣最後金目 政治馬鹿」と歌われると気持ちいいです。
「神をも畏れない犀か象」と最後歌われますが、ほんと原発再稼働は「神をも畏れぬ」無責任なことだと思います。

■4曲目 「Welcome to Hiroshima」

曲名の後に「平成26年(2014年)8月6日『平和への誓い』より」と書かれています。

広島市の平成26年(2014年)8月6日『平和への誓い』 に沢田研二が補作詞したものです。
スローナンバーです。


以上、4曲ですが、作詞はすべて沢田研二。(4曲目は補作詞ですが) 作曲は、いつものツアーバンドのメンバーたち4人が1曲ずつ担当。

覚えやすいメロディーの曲ばかりではありませんが、歌詞カードを見ながら何度か聞きなおしていると、ジュリーの言いたいこと、歌いたいことが少しずつわかってくるような気がします。

基本は、「愛と平和」ですね。

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2008.09.16

(予告)「SONGS」に沢田研二が登場

SONGS
  1. 沢田研二 Part 1
    • (NHK) 9月17日(水) 23:00〜23:30
    • (NHK) 9月20日(土) 03:15〜03:45 (再放送)
    • (BS2) 9月24日(水) 08:30〜09:00 (再放送)
    • (NHK) 9月30日(火) 15:15〜15:45 (再放送)
  2. 沢田研二 Part 2
    • (NHK) 9月24日(水) 23:00〜23:30
    • (NHK) 9月27日(土) 03:15〜03:45 (再放送)
    • (BS2) 10月01日(水) 08:30〜09:00 (再放送)
    • (NHK) 10月07日(火) 15:15〜15:45 (再放送)

NHKテレビの音楽番組「SONGS」で、今週と来週は沢田研二が登場します。
上記のように、再放送が何度もあるのがこの番組のいいところです。

NHKのホームページによると、Part 1では、以下の5曲が見れるようです。

  1. ROCK'N ROLL MARCH
  2. 我が窮状
  3. 君をのせて
  4. 勝手にしやがれ
  5. 神々たちよ護れ

このうち、1,2,5曲目が、今年の5月に出たアルバム 「ROCK’N ROLL MARCH」からの曲です。
2,3曲目がスローで、1,4,5曲目がアップテンポな曲という構成です。
どんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみです。

以下は、2曲目の「我が窮状」の一節です。

麗しの国 日本の核が 歯車を狂わせたんだ
老いたるは無力を気骨に変えて 礎石となろうぜ

(作詞/沢田研二)

還暦を迎えても、麗しの国=日本の「窮状」を訴え続ける沢田研二の姿に期待したいと思います。

ROCK'N ROLL MARCH
  • 沢田研二
  • ROCK’N ROLL MARCH
  • CO-CoLO Corporation COLO-0805
  • リリース: 2008年5月25日


これが、今年の5月に出たアルバムのジャケットです。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、赤いすいかが描かれています。
ちなみに、シングル盤のジャケットは、黄色のすいかでした。

沢田研二は、今でも毎年1枚ずつアルバムを出していますが、去年のアルバム「生きてたらシアワセ」より、今年の「ROCK’N ROLL MARCH」のほうが私は好きです。

このアルバムでは、上に書いた「我が窮状」のあと、「Long Good-by」「護られている I Love You」と続く、アルバム最後の3曲が気に入っています。

Long Good-by」は、タイガースのメンバーだった岸部一徳(サリー)と沢田研二(ジュリー)の作詞、森本太郎(タロー)の作曲で、同じタイガースのメンバーだったピー(瞳みのる)のことを歌った優しい曲です。

歌詞の一部を引用。

君は今は 東京の何処かで暮らしているんだ
ほんとうに ほんとうに君のこと
いつも いつも 気にかけている
永遠の今が続きならば
一度酒でも 飲まないか

バックコーラスが「ピー、ピー、ピー」と歌われていたりして、男の友情を感じさせてくれます。

このアルバム最後の曲「護られている I Love You」は、スローなラブソングですが、早稲田大学混声合唱団がコーラスを付けているので、雄大な感じがします。
バックのアコースティック・ギターとピアノの音もいい感じで、アルバムの最後を締めくくるのにぴったりな曲だと思っています。

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2006.10.15

映画「幸福(しあわせ)のスイッチ」


前売券
   前売券1300円

音楽映画以外は、ここ数年見たことがない私ですが、沢田研二が出演しているということで、「幸福(しあわせ)のスイッチ」を見てきました。

テンポよく話が進むので、1時間55分間、眠たくなることはありませんでした。

田舎の電器店を営む父(沢田研二)が骨折で入院したので、東京で仕事をやめてしまった直後の次女(上野樹里)が店を手伝うという物語。
父に反発して東京へ行ったのに、思うようにいかない次女を中心に3姉妹と父(母はもう亡くなっている)との家族愛・家族の絆を描いたドラマで、ありきたりなストーリーなのですが、涙もろい私はウルウルしました。(^_^;)

さて、沢田研二ですが、骨折で入院中ですので、病院の個室のベッドで寝ながらも携帯電話で仕事をしている場面がほとんど。表面だけ見ると、いかにも次女が反発しそうなワーカホリックなタイプです。

圧巻は、雷の後の雨の夜に、病院を抜け出し、左手に添え木(シーネ)を付けたまま次女といっしょに修理に回る場面です。
ここはテンポもよく、魅かれた場面でした。

娘のことを思う父親をよく演じていたと思います。

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2006.04.12

沢田研二と吉田拓郎

今日の日本経済新聞の夕刊に、吉田拓郎のインタビュー記事が載っています。

私は吉田拓郎はあまり好きではないのですが、その記事をなんとなくながめていたら沢田研二という漢字が目に飛び込んできました。

インタビューの中のその部分は、以下のようです。

昔から沢田研二が気に入っていて、いつか彼のバックでギターを弾きたい。

たったこれだけですが、沢田研二好きの私としては、これはいいかも、と思ったりしました。

さて、沢田研二ですが、先週から始まったNHKテレビのドラマ(「マチベン」)にも出ていますが、やはり新しいアルバムが楽しみです。

当然、予約は済んでいます。(^_^;)

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2005.06.16

今年も沢田研二のコンサートに行ってきました

  • 沢田研二 2005コンサート greenboy
  • 2005年6月10日(金) 18:30~
  • 大阪・泉佐野市 泉の森ホール

今年も懲りずに(^^;)、沢田研二のコンサートに行ってきました。

5月に出たアルバム greenboy に合わせた全国ツアーの一環です。
コンサートのセットリストを、いつものように ジュリーがパラダイス で事前にチェックさせていただき、コンサートに備えました。

今回は、ベース無しで、ドラム・ギター2本・キーボードというバンドの構成だというので、音が心配でしたが、そんなに違和感は感じませんでした。ただ、「そのキスが欲しい」では、音がスカスカしていて、こういう曲はベースの音が必要だと思いました。

毎年のように沢田研二のコンサートは行っていますが、とくに目新しい構成はなく、ひたすら歌いまくり、アンコールの前にちょっとおしゃべりタイム(今年も、阪神の試合経過の話題でした。)がある、といういつもの流れです。
コスチュームも、袖が4本あるジャケットという、いつものように「奇抜」な姿。

この流れに私もはまってしまい、毎年のように見に行っています。きっと、来年も行くことでしょう。

なお、会場は少なくとも私のいた1階席は、満員だったことを付け加えておきます。

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2004.10.27

沢田研二・ドタキャン事件

沢田研二の「2004 沢田研二 コンサートツアー CROQUEMADAME & HOTCAKES Part 2」のうち、10月19日に行われる予定だった茨城県立県民文化センター(水戸市)のコンサートが、中止になりました。しかも、沢田研二の「ドタキャン」ということで話題になっています。

私はそのことを友人に聞くまで全然知らなかったので、「まさか、沢田研二がそんなことをするはずがない。でも、本当ならひどいことをするなあ。」と思っていましたが、テレビやラジオで話題になっているというので、調べてみました。

私は、沢田研二のファンクラブである「澤會」に入っていますので、2~3か月に一度、手元に「JULIE INFORMATION」が届きます。
それの2004年3号に、この秋の上記のコンサートツアーの日程が載っていて、同時にチケットの申し込み用の郵便払込用紙も送られてきました。(それで、私は9月30日の和歌山のコンサートに行ったことは前に書きました。)

その日程表を見ると、問題の10月19日は載っていませんので、当然、その日のチケットの申し込み用紙もありません。ということは、後から、追加となったコンサートといえます。

どういう経緯で追加になったのかは知りませんが、そのため、沢田研二ファンクラブの会員には知られていなかった、ということがいえます。

次に、「“ドタキャン”の理由は観客が少なかったためで、1764人のキャパシティーに対して約700人と半分に満たない状況だった。」という理由ですが、これもそのまま私は、受け止めにくいと思います。

だって、私が見た和歌山でのコンサートのとき、「昔は、和歌山市民会館でコンサートをやっても、ガラガラだった。けれど、私は歌います。」というような内容のことをジュリー本人が言っていて、単に観客数が少ないだけで中止するなんて、考えにくいからです。

主催者である「ハニープロダクション」が、観客を動員するためにどういう広告宣伝を行ったのかは知りませんが、ファンクラブ会員にも知られていないようなコンサートですから、それなりに広告媒体を使ったんだろうと思いますし、もしそうじゃなかったら主催者は怠慢でしょう。

澤会のサイトには、10/19茨城県立県民文化センターの公演に関してということで、主催者のお詫び文が載っています。

これを読むと、ハニープロダクション側の契約違反ということのようです。「観客数の少なさ」を主催者が理由にあげているところを見ると、「金」が原因のような気がします。

あとは想像の世界になるので書きませんが、コンサートもビジネスですから、主催者とミュージシャン間で契約を守ることが、しいてはコンサートに足を運ぶファンのためになると思います。

真相については、いつか沢田研二のコンサートの中でジュリーが話してくれると思います。

この問題をblogで探すと、下記のようにいろいろ書かれています。(順不動)

これらを読むと、ジュリーに冷たいんだなあ、と思ったりします。(^^;)「出る杭(くい)は打たれる」という言葉がありますが、私はこれからもジュリーは「出る杭」でいてほしいと思っています。

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2004.10.01

和歌山の沢田研二

  • 2004 沢田研二 コンサートツアー CROQUEMADAME & HOTCAKES
  • 2004年9月30日(木) 19:00~21:10
  • 和歌山市民会館 大ホール

今年2度目の沢田研二のコンサートに行ってきました。

セットリストは、以下の通り。

  1. カリスマ
  2. ハートの青さなら 空にさえ負けない
  3. 感情ドライブ
  4. チケット
  5. しあわせの悲しみ
  6. 大切な普通
  7. 彼方の空へ
  8. whisper
  9. G
  10. 夢の日常
  11. ヤマトより愛をこめて
  12. 君のキレイのために
  13. 來タルベキ素敵
  14. 憎みきれないろくでなし
  15. 恋は邪魔もの
  16. ス・ト・リ・ッ・パ・ー
  17. 届かない花々
  18. マンジャーレ! カンターレ! アモーレ!
  19. 君をいま抱かせてくれ
  20. 愛まで待てない
  21. オーガニック オーガスム
  22. PinpointでLove
    (アンコール)
  23. 海に還るべき・だろう
  24. 生きている実感
  25. グランドクロス

今年の3月に岸和田で見たときは、25曲を歌っていましたが、今回は24曲。アンコールの「ダーツ」が省かれていました。

その分、アンコールの前のMCが結構長かったです。話題は、阪神タイガースとプロ野球再編のこと、それに松井とイチローの話しでした。そうそう、ご当地ですから、阪神の浜中選手のこともいっていました。期待はずれだった、と。

会場は、ほぼ満員で、いつものようにアップテンポの曲では総立ち状態。私も手拍子で、結構汗をかきました。

友人にもらったオペラグラスを持っていきましたが、席が前のほうだったので、それは必要ありませんでした。

まあ、今年も元気なジュリーの姿が見れたので、「安否確認」はできたと思っています。(^^;)

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2004.08.08

ブルーベリー・ヒル

カナダ発行のblueberryの切手

ローソンで買ったブルーベリージャムの入ったパンを食べていたら、Fats Dominoの"Blueberry Hill"を聞きたくなりました。

私はFats DominoのLPレコードは3枚持っているんですが、CDは1枚も持っていません。それで、LPレコードを引っぱり出してきました。

1956年のアルバム「This is Fats Domino!」です。そのA面の1曲目が"Blueberry Hill"です。

歌詞としては他愛のないラブソングですが、3連譜のロッカ・バラードです。ちょうどアメリカではロックンロール期に流行った曲で、その頃らしい雰囲気が味わえます。私はこのアルバムが日本盤で出た1979年に買ったのですが、それ以前70年代中頃買ったロックンロール期の曲を集めたコンピレーション盤で初めて知りました。

以来、ずっとFats Dominoが最初に歌ったものだと思っていたんですが、今回調べてみたらルイ・アームストロングも歌っていた古い歌だそうです。

さて、ブルーベリーですが、今ではローソンで売られているくらいだから誰でも知っているでしょうが、70年代中頃にこの曲を初めて知ったころは、ブルーベリーというのはどんな味がするのか私は知りませんでしたし、見たこともありませんでした。

それでこの曲を聞きながら、アメリカでは普通に丘の上にブルーベリーが成っているもんだと想像していました。

その頃、信州へ旅行に行ったときに土産物屋でブルーベリーのジャムを見つけたときは「これがブルーベリーか!」と感激したものです。(^^;)

今では、ごく当たり前にジャムなどでブルーベリーを食べることができますが、そんなときにふと浮かんでくるメロディーが"Blueberry Hill"です。

なお、沢田研二も1972年のライヴ・アルバム「Julie V 日生リサイタル」(未CD化)の中の「ロックンロール・メドレー」の中で"Blueberry Hill"を歌っています。歌詞の一部をたどたどしい英語で歌い、ちょっとメロディーも沢田研二風に変えているのがご愛敬といったところです。

ということで、全然話はつながりませんが、カナダの1990年代の普通切手にBlueberryを描いたものがあったので、それを載せておきます。たまには画像もupしておかないと、文字だらけのblogになってしまうので。

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